ガーデンカタログ
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庭のあちこちに無造作に置かれたアンティークの品々や、レンガや石で作られたペーブメント(床材)、木製のアーチや魅力的な建物もこのローズガーデンの魅力の一つ。バラを引き立たせる小道具や環境もとても重要です。育てたバラは売られているような花茎の長いものばかりでなく、房状に咲く短い花茎の品種も多くあります。それらは小さなグラスのアンティークグラスにその他の花を一緒に生けたり、特に香りの強い品種はガラスボールに水を張って浮かべるだけで、素敵なアレンジを楽しむ事ができます。また無農薬で育てれば収穫した花びらをサラダに入れたり、スイーツに添えればちょっとしたおもてなしにもなります。新鮮な花をそのままシリカゲルを入れた瓶にいれて1週間ぐらい置けば見た目も美しいポプリを作る事もできるし、たくさんの花びらをお風呂に浮かべればローズバスも楽しめるとの事。また花がらをすべて取ってしまわずに少し残しておく事で、ローズヒップを収穫する事ができ、ティーとしても楽しむ事が出来ます。バラを庭で育てる楽しみは、無限大です。キッチンガーデン入り口の味のある木製アーチ納屋の脇に植えられたつるアイスバークとアンティーク窓枠の白い縁がマッチしていて、絵になる景色庭に咲くオルラヤ、ミヤコワスレ、ヤグルマギクも一緒にアンティークグラスに生けて*バラのある暮らし*育てたバラの楽しみ方庭作りは土作り開放しているローズガーデンとしては大変珍しく、ここドリプレでは完全無農薬を実践しています。初夏、早朝のシークレットガーデンには朝食を捕獲しにたくさんの小さなお客さまが来てくれるんですよと嬉しそうに話すオーナー。周辺の森に住むシジュウカラがバラにつく害虫を取ってくれる光景は、やはり無農薬ならでは。色々試して、土壌の微生物環境を良くする事がとても大事だと気付いたそうです。完全無農薬は試行錯誤の連続で完璧な答えは導き出せていませんが、自分たちの納得したバラ作りを信じて日々挑戦し続けているとの事。剪定もより自然樹形を意識しているというお二人のガーデンは、まさに自然に寄り添ったお庭です。イングリッシュローズ “エブリン” の花弁の裏に隠れたハナグモ16G08

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